「はやぶさ」タッチダウン成功!

「はやぶさリンク」:今、確実に言えること、サンプラーホーンに何かが触れた: 松浦晋也のL/D
前回は予想外に着陸したものの、正規のシーケンスは実行できなかった「はやぶさ」、今回は完璧にタッチダウンシーケンスをこなしたようです!!
これは素晴らしい成果ですよ!


現在はスラスターに問題が発生しているようですが、今までも数あるトラブルを乗り越えてきた「はやぶさ」ですから、今回も無事復活できることを祈っています。

臼田宇宙空間観測所へ行ってみた

3億キロ離れた「はやぶさ」とは、通信するだけで30分かかります。
もちろん、ありふれた通信設備では通信できるわけもなく、巨大なアンテナが必要になります。
その通信に使うアンテナが長野県にあるわけなのですが・・・いい機会なので行ってきました。


場所は、相当な山の中です。
これで本当に合っているんだろうか、と不安になるような山道を進んでいくと、いきなり巨大なパラボラアンテナが顔を出します。
でかっ!!



MINIとの対比



後ろから見たアンテナ


いやー、もう、でかいとしか言いようがありません。
なんせ、直径64mのパラボラアンテナですから。
こんなものが、こんなところにあるんだなぁ、と素直に感心してしまいました。


家に帰ってから分かったのですが、私が臼田に滞在していたまさにそのときに、「はやぶさ」と通信していたようです。
実際は何もしていないのに、「はやぶさ」に少しでもかかわることが出来た気がしてグッときましたよ。


巨大アンテナに圧倒されますが、その他見学者向けの設備としては、ちょっとした展示室がある程度です。
そのせいか、見学者も日に数人程度のようですね。
ここしばらくは「はやぶさ」のニュースが頻繁に流れているので、結構混んでいるかと思ったのですが、そんなことはありませんでした(苦笑)


でも、また行きたい場所です。
さすがに今日は寒かったので、夏なんかに行ったら、楽しそうですね。
・・・・といっても、パラボラ以外見るとこありませんが。
こんな場所にこんなものが、という意外性と、アンテナの圧倒的な大きさだけでも十分楽しめますよ。

ついでといってはアレですが

臼田宇宙空間観測所からクルマで1時間位の場所に、もうひとつの観測施設があります。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
国立天文台 野辺山太陽電波観測所
という複合施設になっています。
臼田のほうは宇宙探査機に対して信号を送ったり、受信したりするための施設ですが、野辺山のほうは宇宙から来る電波を観測するための施設だそうです。


臼田は大きさで勝負!ですが、野辺山は数で勝負!な感じでした。



こんな風にパラボラがたくさんあります。



もちろん、巨大アンテナもあります。
ただ、こちらは直径45m。臼田のアンテナより20mほど小さいですね。
それでも十分に大きいですが。


野辺山にも展示室はありましたが、やはり小さかったですね。
元々研究施設なので、仕方ないのでしょうか。
アンテナに関するお土産でも売ってるかと期待したのですが、ありませんでした(笑)




今日は一人で盛り上がって、一日アンテナばかりを見ておりました。
比較的近所にこんな施設があるなんて、知らなかったので楽しめましたよ。
臼田のアンテナは、年一回くらいの割合で行きたいな、と思います。