移動時間に読みました

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)


はやぶさ」ファンの私ですが、この本はあまり評価できません。
半分くらいが、宇宙研の歴史とイトカワの元ネタになった糸川英夫の功績をたたえる内容になってます。
残りの半分で「はやぶさ」のことを書いているわけですが…その内容に若干の不満が。
はやぶさ」と宇宙研のやり方を絶賛しすぎなんです、この本。


何でもかんでも大肯定。
とにかく「はやぶさ」は素晴らしく、宇宙研は不屈の闘志を持つ集団として描かれています。
自分から見れば、宇宙研のやり方は必ずしも誉められたやり方ではないな、と思うのですが、この本では絶賛しているので、読んでいる自分が少し冷めてしまいました。


厳しいことを書きましたが、読み物としては面白いので、「はやぶさ」の入門書としてはいい感じです。