ふと立ち寄ったショッピングモールで

探し物をしていて、ふと立ち寄ったショッピングモールの最上階で、偶然にも松本零士展をやっていたので寄ってみました。
入った当初から展示員のおねえさんが話し掛けてきまして、少々うっとおしいと思いつつも適当に相手をしつつ、奥の展示まで進みます。
途中には、ボトムズ釣りキチ三平の絵(版画だそうですが)もかざってあり、多少興味はひかれたものの、展示の規模は小さく、あまり期待出来なさそうな雰囲気。


で、本番の松本零士展はというと…7枚くらいの絵(版画)が展示してあるだけでした。
ショボ過ぎ。
そこでまた先ほどのお姉さんが話し掛けてきて、いっしょに展示してあったミュシャの絵の話を始めます。
松本零士ミュシャが同じ場所に展示してあるというのも、かなり変な話です。
こちらとしては、少ないながらも展示してある松本零士の絵を見たいのですが、お姉さん的にはそちらはどうでもいい様子。


この辺で、ようやくピンときたのですが、この展示会、ただ単に絵を売るためだけの展示会だったのですね。
しかも、展示内容の節操の無さからして、あちこちの展示会で売れ残った絵を売るための展示会みたいです。
たまたま、松本零士の名前が売れているので、松本零士の展示会、ということになっていたのでしょう。


お姉さんは、なんとか絵を買わせようと、ミュシャの絵を誉めて、こちらをテーブルに座らせようとしますが、向こうの意図を察知したこちらには通じません。
展示もショボイし、とっとと引き上げることにしました。


なんつーか、単に時間を無駄にしただけ、という印象の展示会でした。
いや、あれは展示会とすら言えないレベルですかね。
絵を見たかっただけなのに、うっとおしいお姉さんがついてまわって、ぜんぜん別の絵を買わせようとする。
もうね…。


販売員をやったことがあるので良く分かるのですが、物を買う気もなく、飛び込みで入った自分みたいな客に絵を買う気にさせるのは相当難しいですよ。
しかも、一枚10万20万とかする絵ですから。