もちろん、オポチュニティも一人じゃない

火星のお話です。


今月のNewtonに、火星偵察機「マーズ・リコネサンス・オービター」の記事が出ていました。
超高解像度カメラで火星表面を探査する探査機です。
そのカメラで、火星探査車「オポチュニティ」の軌跡をとらえた、という写真が載っていました。


いやもう、なんだかわからんが妙に感動。
火星で、ひとりぼっちで探査していた探査車が、探査技術の進歩で軌道上から見守ってくれる目を手に入れたのです。


これで、探査車の行き先に危険な地形がないか、とか、探査車からの反応がないときに、どういう状況に陥っているか、とかがわかり、今度の探査が有効に進められますね。*1


探査車が予定より遥かに長寿命化したことと、超高解像度のカメラを搭載した探査機が火星に到着したことで、こんな複合探査が可能になったんですね。


火星の探査、という本来の目的より、探査機同士の連携が気になるなんて、どうかしてるかもしれませんが、こういう話は大好きですよ。

*1:実際には、探査車を詳細に観察できるほどの解像度はありませんが、何もわからないよりはよっぽどマシ